2019年2月の園だより

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2019年 2月の園だより
2019年3月1日
学校で童謡曲数が減少
昨秋、伏木錬成館の文化祭でギター教室の方が童謡「月の砂漠」を演奏され、「みんなで合唱しましょう」と言われたのですが、小学生会員が誰も口ずさんでいないので、「どうしたの」と聞いたところ、「知らないから」と返答したのに、びっくりしました。

たまたま、当園の保護者のTさんから「友達が出版のお手伝いした本ですが、よかったら読んでみませんか」と薦められた本『童謡で絶対元気になれる!』(監修・編著 山西俊博、著 塩谷隆治:発行所 ㈱ユナイテッド・ブックス、発売所 きこ書房)の中に、「授業で扱う童謡曲数は減少している」ことが、書かれてありました。

●現代もっとも教えられる「童謡」がアニメソング
例えば、1984年(昭和)では、「君が代」(1~6年生)、「春が呼んでいるよ」(1~6年生)、「荒城の月」(5、6年生など)でしたが、2015年(平成)になると、「君が代」(1~6年生)、「さんぽ」(1~6年生)、「ドレミの歌」(1,3,4年生)となっています。「春が呼んでいるよ」は1963年にNHK{みんなのうた}で発表された曲で、「さんぽ」はアニメ映画「となりのトトロ」の挿入歌です。

●平成に入ってからの歌の人気ベスト10
1997(平成9)年、玩具製造会社トミー(現タカラトミー)が、全国の就学前児童約1400人を対象に、歌の人気投票を行ったベスト10は、1位「さんぽ」(アニメ挿入歌)、2位「犬のおまわりさん」(1961年の童謡)、3位「どんぐりころころ」(大正の童謡)、
4位「アンパンマンのマーチ」、5位「ドラエもんのうた」、6位「めざせポケンモンマスター」(以上、アニメ挿入歌)、7位「ぞうさん」(1953年童謡)、8位「WAになっておどろう」(1997年の流行歌)、9位「アイアイ」(1962年童謡)、10位「ポケモン言えるかな?」(アニメ挿入歌)です。
10曲中5曲がアニメソング、伝統的な童謡は4曲のみ、しかも3曲は戦後の曲でした。

●豊かな心を育むため、伝統的童謡教育が求められる
「せめて幼少期に日本の伝統文化を担う「童謡」を、その詞のよさや音楽的背景と共に学んでほしいと思います。それが「心の豊かさ」を育むという、音楽教育の重要な使命にもなると考えます。」(と言う著者のご指摘に大賛成です。)
そこで、当園の来年の50周年記念に童謡の良さを伝承しておられる歌手;由紀さおりさんを招聘する予定でいます。
かたかご幼稚園 かたかご保育園
 園長 野田 武



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