INFORMATION FROM KATAKAGO KINDERGARTEN
2013年 4月の園だより
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年長の園児達が元気よく卒園していき、一抹の寂しさを感じていますが、その寂しさを払拭させてくれるのは、年長・年中・年少へと進級する園児達の明るい笑顔です。
さて、当園では、漢字、絶対音感、感性、つみきによる数の概念・図形認識・創造力の習得を特色としていますが、今回は漢字の習得についてお話しましょう。
当園で漢字教育を行っていると言いますと、一部の方は「それって、英才教育」と思われる方がおられますが、決して英才教育ではなくて、「漢字の習得には幼児期が最も適した時期である」から「適時教育」を実践しています。
その際、当園では石井方式国語教育を導入しています。石井方式とは、教育学博士石井勲先生が提唱されている教育法で、漢字で教える教育です。
*幼児期が最も適した時期
幼児期の記憶方法は、理屈抜きに、丸ごと覚える方法で「機械的記銘」(または丸暗記)と言います00歳~3歳をピークに、7~8歳までが最も高く、言葉の教育は、この時期が最も適しています。海外に移住した家族の中でも、外国語を真っ先に覚えるの
は小さい子供だと言われています。
しかし、この「機械的記銘」の能力は、大変残念なことに、8歳を過ぎると次第に低減すると言われています。
この「機械的記銘」に代わって、子供達は、物事を理屈で理解して覚える「論理的記銘」という能力が伸びてきます。
「論理的記銘」の能力の伸びは「機械的記銘」の能力が高い時期に、どのくらい脳を刺激したかによって大きく異なってきます。
この「機械的記銘」能力が高いうちに、多くの言葉に触れておくことが、その後の言葉の能力の発達にために重要です。幼児が優れた記憶力を使って、多くの言葉や漢字の読み方を覚えた時、加速度的に脳の働きが良くなり、言葉の能力が発達していき
ます。
また、幼児期に多くの言葉に触れることができた子供は「機械的記銘」の能力も低減することなく保ち続けることができる、と言われています。
以上のようなことで、具体的に
1)目で見る言葉、耳で聞く言葉 両方を使う。
2)繰り返して行う。
3)楽しい雰囲気の中で行う。
4)漢字で教え、学ぶ。
を当園で実践しています。
さあ、新学期に備えて職員はスキルアップしてお子さん方を待っています。
園長 野田 武