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2024年 1月の園だより
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*今年は甲辰の年と言われ、甲辰には成功という芽が成長していき、姿を整えていくという意味があります。従いまして、60年に一度の幸運期で、努力すれば実りやすいという年です。
*ところが、新年早々、能登半島地震の影響で、伏木地区の一部の道路が液状化現象になり、隆起、陥没、土砂の噴出、水道管の損傷で、4日まで当園も断水となり、給食の提供ができず、トイレも使えないということで、4日は休園せざるを得ませんでした。5日も預かりの方には弁当持参をお願いしたりして、両日ともご迷惑をおかけしました。
*伏木地区の道路も順次修復され、車も通行可能になり、9日より3学期が始まりました。
*聖書「ヨブ記」に次のようなことが書いてあります。(『致知』令和5年3月号特集)ヨブは義人と言われた人で、日頃から善行を重ね、徳も財もあり、この人ほど立派な人はいないと皆から慕われていた。
ところがある時を境にヨブの身辺が一変する。親友に裏切られ、災害で財産を失い、家族全員を疫病で亡くしてしまう。この世の苦しみを一身に受けたヨブは「自分は何も悪いことをしていない。立派な人間として生きようと毎日努力している。なのに、なぜ自分だけこんな辛い目に遭うのですか」と神に訴える。だが、神は何も答えない。
絶望のどん底で、もうこれ以上生きられない。死のう、とヨブが思った時「ヨブよ」と神の声がする。ヨブは神がよく頑張ったと慰めてくれるものと期待したが、「ヨブよ、腰に帯びして立ち上がれ」の一言だけであった。
だが、この言葉にヨブは真っ直ぐ立ち上がる。命は自分が創り出せるものではない。神の恵みである。その恵みを受けた者として相応しく生きていくために、自分は真っ直ぐ立ち上がり、神を見つめて歩んでいくのだと、ヨブは決心する。(『致知』、新春大会講師:鈴木秀子氏)
*ヨブの体験のように、人間世界は色々様々で、いわゆる万変で再現がない。ことに人生の出来事というものは、ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナの武装部隊ハマスとイスラエルのように、矛盾衝突が多く、なかなか思うようにいかない。また、個々人に辛いことや、悲しいことや、思いがけない試練が襲ってくる。しかし「一心万変に応ず」とは、どんな困難に遭ってもへたり込まず、自分の心さえ調い定まっていれば、また養っていれば、人生のどのような変化にも処していけるという事です。
*このような文を用意していたのですが、この度の能登半島地震による被害は言語に絶するもので、なんの慰めにもなりません。被災に遭われながらも、健気に振る舞っておられる被災地の方々に頭が下がります。また亡くなられた方々に哀悼の意を表します。
当園が加盟している全国認定こども園協会を代表して、福井県支部長さんと北海道支部長さんが支援物資を持って、連休中に穴水と七尾の園を慰問されました。
園長 野田 武