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2011年 1月の園だより
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多くの企業の経営者が新聞各紙の年頭の挨拶で「克服すべき課題が山積み、先行きに不透明」(東レの日覚昭広社長)、「円高という逆風の中を進む」(キヤノンの内田恒二社長)、「今年も依然として消費回復の歩は遅々としたもの」(セブン&アイ・ホールディングズの鈴木敏文社長)と景気の懸念を述べておられます。
一方では「大きく跳ねる年、ジャンプアップする年」(アサヒビールの泉谷直木社長)、「品質、生産性と二兎を追って二兎を得る」(第一生命保険の渡辺光一郎社長)、「グローバル化の波に直面している私たちは、大きなチャンスに恵まれている」(日立製作所の中西宏明社長)、「世界での競争に打ち勝っていかなければ衰退してしまう」(楽天の三木谷浩史会長兼社長)、「どんどん変化する世界経済の中では、停滞は衰退を意味する」(伊藤忠商事の岡藤正広社長)、と前向きな姿勢を示しておられる経営者もおられます。
中でも、「企業は経済が安定していないことを言い訳にできない。抜本的な改革を行う一年にしたい」(スズキの鈴木修会長兼社長)の言葉が気に入りました。
どの幼稚園、保育園におきましても、少子化という波に直面していますが、それを言い訳にして手をこまねいていても何もなりません。職員一同、保護者の方のご要望に応え、お子様の人間形成にお役に立てる幼稚園教育・保育園での保育について、今までのかたかご幼稚園教育の伝統にいかに付加価値をつけていくかが求められていると思います。
戸田智弘氏も『働く理由』の中で、「仕事は探してやるものだ。自分が創り出すものだ。与えられた仕事だけやるのは雑兵だ。」という織田信長の言葉を引用し、「仕事だけに注目したい。殆どの場合、会社に入ると自動的に仕事が与えられる。与えられた仕事を十分にこなせないのは論外として、与えられた仕事(95%の仕事)をしっかりとこなしたうえで。そこで終わってしまうのか、95%の仕事に自分の仕事(5%)を積み上げて、何か新しい仕事を創っていけるかということがポイントである。」と述べておられます。
かたかご幼稚園、かたかご保育園で行っている人格陶冶とは
1.「家族の一員としての役割」(挨拶、お手伝いなど)の実践
2.「健康で体力のある子」(短パン、半袖での園活動、体育、食育の充実)の育成
3.「情操・知能のレベルアップ」(かるたなどの文字遊びや、絵画・音楽などの表現遊びや、お子さんが入っておられるそれぞれの才能教室・知能教室でのレベルアップ)
ですが、換言すれば、1は徳、2は体、3は知とも言われていて、徳・体・知を織り交ぜたバランスのとれた人間形成にプラス&を毎年加味していくことが、当園が皆様から信頼される要素でないかと思っております。
園長 野田 武