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2023年 11月の園だより
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子育てとは命懸けの営みです。仕事は誰かに代ってもらえたとしても、命を育てる、この尊い営みだけは誰にも代ってもらうことができません。ですから少なくとも、子どもが生まれた最初の半年間は夫婦で協力し、保育園や親御さんに預けるなどの工夫をしながら、子育てという素晴らしい体験を味わっていただきたいと願っています。
それから子どもは誰にもメリハリがあります。いい時は放っておけばいい。しかし、必ず訪れるうまくいかない時に、親がその子にとって安心できる「心の港」でいてあげることが大切です。子ども時代の環境と体験がその子の人格、人生の土台をつくっていくことを忘れてはいけません。
忙しいお父さん、お母さんにも、できれば、保育園から帰ってきてから30分間はじーっとその子を抱きしめていてほしいのです。(注:小生は、お子さんが抱きしめてほしい時や困っている時に、5分間でもいいから抱きしめた方がお子さんは安心されると思います。)
心の港に戻り、抱きしめられている時、その子の心は満たされ、心のガソリンである安心感やワクワク感や意欲を補給することができます。そして満足したら自分から離れていきます。子どもの心は、子どもの身体が教えてくれますから、親御さんには身体の声をよく聴いていただきたいと願っています。
また、子育て中の方には、決して一人で頑張りすぎず、困ったことや悩みごとを小児科医や身近な誰かに相談してほしいのです。そのために周りの大人にも、より一層温かい目で見守っていただきたいと思います。
最近、子どもの泣き声に苦情が寄せられたり、通報されたりするケースがありますが、子どもの泣き声が聞こえない社会ほど寂しいものはないのはないでしょうか。むしろ子どもの泣き声を聞くことは、私たちの老化を遅らせ、心を若く保つための何よりのアンチエンジングにつながる筈です。
いま、子どもたちが直面し悩む様々な問題は、自分が取り巻く環境の変化に対して、心が柔軟に対応できないことが一つの理由として挙げられます。
これから先どんなことが起こったとしても、しなやかに生きていける心を育てる――。
それこそが何よりも子どもたちに必要なことだと私は信じています。
園長 野田 武