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2022年 9月の園だより
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おもちゃの恐竜や電車、車で遊んでいる子は、恐竜や電車、車の絵本を読んだりして、さらに恐竜や電車、車に興味関心を深めていっているようです。
読み聞かせの際は、ストーリーを理解しているかどうか、興味を持っているかどうか、子どもの表情、特に目がキラキラ輝いているかどうかを観察して、次の読み聞かせの参考にしています。
ところで、小学校の夏休みの宿題に多いのが読書で、苦手意識を持つ子どもが少なくないそうです。(8月14日付け北日本新聞P11)
子どもに読書をさせるのに、親が注意することとして、国語教育を専門的に行っている「エデュケーションラボ」(川崎市)の直井明子社長さんは
・自力で本を読める力があるか、本のレベルが子どもの理解力に合っているかどうか、という点を確認しましょう
と、指摘しておられます。
読書レベルをチエックする方法として
1) 子どもに音読させて、よどみなく読めているかを確認する。
2) 内容を把握できているかどうかを質問する。
があり、
*1)も2)も両方できれば、その本は一人で読める本
*1)しかできない、または両方できない場合、その本は子どもの能力に合っていない本
*2)のみできた場合、その本は読み聞かせたほうが良い本
と判断できるとのことです。
この夏の猛暑にうんざりしましたが、いよいよ読書の秋となります。読書のメリットとして、木村治生;ベネッセ教育総合研究所主席研究員によると
1) 知識が増える
2) 思考力が伸びる
3) 心が落ち着き集中して勉強できるようになる
という長期的効果があるとのことです。(8月14日付け北日本新聞P11)
ところで、2017(平成29)年のノーベル平和賞授賞式で被爆者のサーロー節子さんが英語で行ったスピーチが小中学生にも分かりやすいよう意訳した絵本『光に向かって』
(くさばよしみ編、やまなかももこ絵、汐文社)が今年5月に刊行され、ウクライナの作家2人の翻訳絵本も6月に出版されました。ロシアがウクライナに侵攻して半年経ちましたが、平和について考えるきっかけになればいいですね。(前述、北日本新聞)
園長 野田 武