INFORMATION FROM KATAKAGO KINDERGARTEN
2016年 12月の園だより
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9月の「大運動会」では、お子さんの身体能力を発表し、10月の「子どもまつり」では、お子さんが絵画、ものづくりなどで思い思いの作品を発表しました。
そして11月27日の「ミュージックフェスティバル」では、発達段階に沿った鍵盤ハーモニカ奏とコーデル奏、かたかご音感教育の集大成である「器楽演奏」で、一人ひとりがそれぞれの楽器の演奏のみならず、みんなで協力して、一つの曲を作り上げ、集中して演奏しました。
「オペレッタ」で、一人ひとりがセリフを言うだけでなく、それぞれの役になりきり、協力して自信をもって、作品の内容を楽しく表現しておられるお子さんをご覧いただき、感動されたのではないかと思います。
このミュージックフェスティバルは、当園の10周年記念事業の一環として、京谷準一初代園長の指導の下、吉城公園の中にある高岡市民会館で開催したことが始まりです。
昭和61年からは、新築された高岡文化ホールを会場にして今日まで続けています。
当園の音楽教育を振り返って見ますと、
1)昭和50年に木下音感教育を開始
2)昭和59年に伊藤音楽システムを開始
3)平成4年にミュージックステップを開始
4)平成8年ごろより、松井千代子先生、安川康子先生お二人の指導開始
今年は年少の鍵盤奏と年中の鍵盤合奏の編曲を松井千代子先生、年長の器楽演奏の編曲を安川康子先生にしていただき、練習中も指導していただきました。
なぜ、鍵盤ハーモニカを使っているのかと言いますと、音の美しさを感じる底力を育むからです。
当園の音楽教育の特徴は3点あります。
・一つ目は、聴感覚機能の向上に取り組んでいます。
幼児の聴感覚は6才以降、発達が停止すると言われています。従って、聴感覚機能の向上を目的とする学習を行っています。
具体的には、正しい発声の仕方、歌唱力、音感能力、音符の読み書き、リズム感など、高度な音楽能力を日頃から育んでいます。
発声不良や調子はずれの場合、指導者が模範を示して矯正しています。
・二つ目は、リトミックの楽しさや、ソルフェージュ能力を育てています。
ソルフェージュ能力とは、楽譜を実際の音に結び付ける力を指し、楽器演奏能力や歌唱能力の基礎になります。
・三つ目は このようにして、感性が育っていきます。
以上の音楽教育を通じて、園児たちは、やる気、集中力、忍耐力、学習意欲、躾など、立派な大人になる基礎が身についていきます。また、これらが身につくと、先ほどの、聴感覚能力や、ソルフェージュ能力や、感性などの認知能力が更に向上していきます。
ミュージックフェスティバルが成功した背景には、お母さん方に衣装づくりなど、お父さん方に楽器の搬出、舞台の設営・撤去などご協力いただきました。末筆ながら、感謝申し上げます。
園長 野田 武