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2009年 11月の園だより
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まず第一に「認定こども園 かたかご幼稚園」の「伝統」を継承していきたいと思います。
京谷準一、向野外行両園長先生が永々と築き上げてこられた「子どもの秘められた才能を伸ばし、きまりを身に付ける」教育を受け継ぎ、進めていくことが、この「認定こども園 かたかご幼稚園」の使命であると思います。
卒啄(そったく)という言葉があります。卒(正しくは、くちへんに卒)は雛が卵の殻を破って出ようとする声。啄は母鳥が殻をつつき割る音だと言われています。その言葉の通り、子どもには「自分を伸ばそう」という意欲が自ら備わっています。その意欲を伸ばすお手伝いをすることが、親、教職員の役割であると思います。教職員と保護者の方々が連携して、この卒啄という「かたかご幼稚園」事業に取り組んでいきたいと思います。
第二に、その伝統に則り新しい事業を創造していきたいと思います。
少子化のなかで、幼稚園教育をさらに充実・発展させていくことと、現在取り組んでいる「認定こども園かたかご子ども園」の併設という事業が創造にあたります。今まで幼児教育研究所として認可外保育施設を運営してきましたが、「認定こども園かたかご子ども園」として整備することにより、今まで以上に保護者の方々からのご要望にお応えする事ができます。
第三に園児のみならず、教職員も、親も、「育ちざかり」というタイミングを逃さず大きく成長していきたいと思います。
「育ちざかり」とは、子どもにのみ当てはまる言葉ではありません。子どもも大人も一生の間に「育ちざかり」を何回か経験します。1年に何回もある人、何年かに1回しかない人もいますが、子どもは好奇心の塊ですから、何回も経験して、成長していきます。
大人は、仲間がいて仕事があって自分が役に立っていると思った時に、その人は充実し、育つ時であるといわれています。
「認定こども園かたかご子ども園」の整備という新しい事業に取り組んでいるこの時も、園児のみならず教職員も保護者の方々も大きく成長する「育ちざかり」の時を迎えているのだと思います。
園長 野田 武