INFORMATION FROM KATAKAGO KINDERGARTEN
2022年 6月の園だより
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当園ではマスク着用、手の消毒、検温をし、3密を避けることを継続しています。
ところで、気になる2つの出来事への対応が新聞に載っていましたので、紹介しましょう。
1つ目は、コロナ禍の外出自粛により、生活スタイルがステイホームに変わり、スマートフォンやタブレットを使うことが多くなっていますが、
文科省の2020(令和2)年度学校保健統計調査によると、裸眼視力が1.0未満の小学生は37.52%、中学生は58.29%で過去最多になったということです。
(2022(令和4)年5月8日付け北日本新聞P7)
国立成育医療研究センター眼科診療部長の仁科幸子先生によると「デジタル化や外出自粛などの生活の変化が、近視が進行しやすい6歳から8歳の目に特に影響している。
診察でも、スマフォで長時間遊ぶ子の急性内斜視や、遠くの物にピントが合わない近視が増えたと感じている。
視力は6歳頃までに脳の視覚中枢が発達して育まれる。
近視は眼軸(目の奥行き)が長くなることで生じ、主に7歳~17歳頃に進行する。
両親から受け継いだ体質も関係するが、日頃の目の使い方が進行予防の鍵となる。具体的に言うと、
①可能な限り大きいスクリーンの端末を選び
②目との距離は30センチ以上を保つ。
③30分に一回は目を離して休憩をとる。
④屋外で活動して、遠くを見る時間や日光を浴びる時間を増やすことが目を守るポイント」とのことです。
また、目が未発達な未就学児に関しては、スマフォなどは使わないほうが望ましいとのことです。
2つ目は、ロシアによるウクライナ侵攻が続き、メデイアには連日、衝撃的な写真や映像があふれていて、
それを見聞きして不安や恐怖を感じている子どもにどう接すればよいかというヒントが載っていました。(2022(令和4)年5月15日付け北日本新聞P7)
富山短大幼児教育学科准教授の嶋野珠生先生は「戦争やテロといった人災の記憶は、地震などの自然災害に比べ、より子どもの心理状態への影響が大きい。
子どもが受け取る情報をコントロールするのは大人の責任。侵攻に関するニュースは見せない。スマフォは時間を決め、親の目の届く所で使わせる。
ただ、戦争に関する話を極度に避けると、逆に子どもは「触れてはいけない話題なんだ」と捉え、不安や恐怖を押し殺してしまう。
子どもは分からないなりに自分の考えを持っている。子どもの言葉にしっかりと耳を傾け、子どもの不安に共感し、安心させることがポイント。
子どもは大人の行動や言動に敏感なので、侵攻の報道を見て怒ったり、失望している姿を見せないようにし、大人が心を落ち着かせ、子どもに穏やかな口調で接するよう心がけたい」と述べておられます。
また、書店や図書館で絵本を通して、親子で考えを深めるのも有効でしょう。
「なぜ戦争が起こるのか」「平和とは何か」など重く難しいテーマを、絵本はより子どもに近い目線から分かりやすく描いている。
例えば、友達とけんかをした時、自分勝手にならず、相手の立場から考えるなど、身近な場面を取り上げながら、平和の意味を考えてくれる話が多い。
ずばり『へいわってどんなこと』と、子どもたちの目線から「平和」の意味を描き出した、日中韓の絵本作家による平和絵本シリーズもあります。
書店の中には、戦争や平和について考える絵本を並べた所もありますので、お薦めです。
園長 野田 武