2016年3月の園だより

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2016年 3月の園だより
2016年3月8日
才能教室で一芸を磨き、人間を磨く
当園のピアノ、フルート、バイオリン、民踊、日舞、バレエ、書道、絵画、英語、体育の才能教室の中から、お子さんが好きなものを選んで週1回プロの講師から手ほどきをうけています。
2月27日(土曜日)高岡文化ホールにて「第45回かたかごフェスティバル」と題して発表会を行いましたが、お子さんの堂々たる発表に感動なさったことと思います。
芸術の場合、技能の習得ばかりでなく人としての情操を育むものとみられていますが、東京などで、当園が取り組んでいる才能教室のような活動を施設としてオープンさせ、第一線で活躍する芸術家と交流することによって、制作や情操教育のみならず、多様な価値観を子どもたちに持ってもらう試みが、今年の1月8日付の日本経済新聞26ページに紹介してありました。
東京都渋谷区が子育て支援拠点を設けた複合施設内にある「代官山ティーンズ・クリエイテ
ィブ」では、昨年の6月のリニューアルに合わせ、火曜を除く平日の午後、子どもたちが日替わりで専門家と交流できる事業が始まりました。
世田谷区では廃校となった中学校の校舎を再生し、週末に子ども向けの体験ワークショップ「IID世田谷モノづくり学校」が開かれ、絵画、写真、コンピュータープログラミングなど、様々な分野で創造的な仕事に携わる人々が講座を開いています。
2012年以降、島根県隠岐の島町や新潟県三条市にも同様の施設がオープンしているそうです。
藤田晃之筑波大学教授によると、このような施設では次の三つに重点が置かれています。
一つは、幼稚園から大学までを通じて社会で自立するのに必要な基礎的能力が育つ。
二つ目は、子どもの発達に合わせて人間関係形成能力、課題対応力などが身についていく。
三つ目は、遊びに近い感覚でありながら、プロの講師から社会について学ぶ
これらは、当園が取り組んでいる趣旨と全くよく似ていて、才能教室を始められた京谷準一初代園長先生の先見の明に改めて感服しています。
このように、お子さん達の秘められた可能性を信じて、45年間黙々と才能教室に取り組んできましたが、絵画の分野で全国表彰というビッグニュースが飛び込んできました。45周年にふさわしい慶事であり、「継続は力なり」とその意味をかみしめています。
一つは教育美術振興会主催の「全国数育美術展」で2624応募団体、11万8432点の中から特選に当園の4名が選ばれ、中でもK君の作品が機関誌「教育美術」に紹介されました。
次いで、美育文化協会主催の「世界児童画展」で別のK君が応募約9万3千点から特別賞に選ばれました。また、当園も文部科学大臣奨励賞を授与されることになり、3月28日、東京国立博物館で行われる表彰式に太田副園長先生が皆さんを代表して出席されます。
その他にも、45年という歴史の中で、一芸を磨き、人間を磨き、いろいろな分野で大活躍している卒園生が多く輩出していることを申し添えておきます。
かたかご幼稚園 かたかご保育園
 園長 野田 武



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