2020年12月の園だより

1．効果的な「ほめ方」「叱り方」は?
2．「勉強しろ」と叱らずにすむには?
3．注意するときのシンプルな言葉は?
4．子どもがゲームをやめないときの言葉がけは?
5．どうしたら「本好きに」にできる?
6．家で「読み聞かせ」するときのコツは?
7．「兄弟姉妹や他の子と比べない」コツは?
8．「何時間寝る」のがベスト?

子育てをしているときは、以上のような疑間が湧いてくることが往々にしてあると思います。そのような疑間に答える本が今年の4月にダイヤモンド社から出版されました。

著者の加藤紀子さんは一男一女の子育てのかたわら、『プレジデントFamily』や『ダイヤモンド・オンライン』『ReseMom(リセマム)』などのメデイアで、教育に関する記事を書いたり、企画や構成に携わったりされた方です。
さまざまな分野で卓越した子どもたちとその家族、学校・塾・習い事の先生方や生徒たち、あるいは研究の最前線に立つ大学の先生方などに取材をし、話を聞き、実際に現場を訪間したりされ、本書を出版する決意をなされました。
この本の特徴は、今春から実施されている小学校の新学習指導要領の底流になっている「創造力」や「表現力」「主体性」といった「非認知能力」(テストでは測れない能力)の観点から編集されています。

なぜ「非認知能力」がクローズアップされているのかと言いますと、今の子どもたちが生きる未来では、「与えられた課題の正解を求める力」よりも「自分で問いを立てて、解決策を仲間と協力しながら考え、生み出す力」が求められているからです。
本書は、下記の6章から成り、上記8つの質問を含めた計100のQ&Aの項になっていて、当園の方針と実践がたくさん含まれています.

Section 1　コミュニケーションカをつけるには
Section 2　思考力をつけるには
Section 3　自己肯定感をつけるには
Section 4　創造力をつけるには
Section 5　学力をつけるには
Section 6　体力をつけるには

勿論、当園が導入・実施していないことも述べてありますが、ぜひお薦めしたい本です。
また、あるテーマについて深く掘り下げて知りたい場合は、著者が引用しておられる学者や研究者の本や論文をご覧ください。