だんごまき
冬に逆戻りしちゃったような寒さでございます…。
ぶるぶるぶる。そんな寒さもへっちゃらな様子で、子どもたちは元気いっぱいです。
寒さに弱い私はしっかり着込んで何とか元気です。(笑)
さて。雪が降る中、季節は北陸に梅のたよりも届いている頃でございます。
2月~3月の間に行われる仏教行事に涅槃会というのがあります。
お釈迦様が亡くなった陰暦2月15日にお釈迦様の遺徳追慕と報恩のための法要だそうです。
涅槃会には「涅槃だんご」や「おしゃかんだんご」とよばれるお団子をお寺でまきます。
赤、白、緑などカラフルで小さなおだんごは、なかなかかわいらしいものです。
涅槃だんごの色数は、赤・白・黄・青・黒の5色が正しいそうですね。
これは仏教における世界を構成する地・水・火・風・空を表しているそうです。
お釈迦様の舎利(遺骨)が五色に輝いていたという言い伝えにもまつわるそうです。
なんでこんな話題から始めたかと申しますと、ことは昨日。
年中さんと年少さんが、曹洞宗 正法寺さんにお邪魔させていただき
だんごまきを体験してまいりましたのでございます。
正法寺さんは八十八ヵ所正法寺とも呼ばれ、四国巡礼八十八ヵ所を模した
88体の石仏が安置されていることでも有名でございます。
正法寺ご住職の道前正光先生にお話をいただき、だんごをまいていただきました。
合掌する時のお話は、右手がお釈迦様を表し左手が自分を表しているそうです。
両の手を合わせることで仏様と自分を一体とさせるそうですね。
手のひらの中に優しさを込めてお参りしましょう。とのことでした。
子どもたちもこのお話を聞いて静かに3度、お参りをしてきました。
そして、お涅槃だんごは昔、山に入る人が蛇除け、魔除けのお守りとして持っていたそうです。
現在でも毛糸等で袋を編んで、中に涅槃だんごを入れてお守りにしている方をお見かけしますね。
もちろん、おだんごですから食べてもご利益がございます。
「おだんご、いっぱい拾ったよー。」
と嬉しそうにだんごの入った袋を持ち帰る子どもたちでした。
| 2011年03月17日(Thu) 13時25分 | 投稿:かたかご幼稚園 | カテゴリ: 行事紹介 | コメント(0) | ▲TOP |
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