田んぼ！

なんとなくムッとした空気。
まるで梅雨でも来たかと思わせるような空気ですね。

今日は年長組さんたちが、田植え体験に出かけました。
と、言うものの朝からしとしとと雨が降るあいにくの空模様。

これでは田植えをバスの窓から見せてもらうだけになるかな？
と、思っておりましたが。

いざ出発となりますと、うそのように止む雨。
これなら、田植えが出来るぞ！と勇んで田んぼへ向かいます。

田んぼに着くと、すでに伏木小学校の児童さんが
大方の苗を植え終えたところでした。

「がんばってください！」
「がんばります！」

小学生のお兄さん、お姉さんたちに応援してもらい
いざ、田んぼへ。

「あー！！アメンボおる！！」
「クモもおる！！」

気持ちは田植えよりも、田んぼの中の生き物に移りがちな男の子。

「足ぬれたー！」
「気持ち悪いー。泥ついた！」

と、足の汚れを気にする子。
いいんだよ、いいんだよ！
田んぼに来たら少しくらい汚れても平気さ！

「ちょっとくらい汚れても良いさ！
　先生なんて子どもの頃、何回も田んぼに落ちたぞ！」
「あはは！だっさー！」

だっさー言わない。子どもの頃は私、ドジっ子だったんですよ。
今もドジしてますけどね。


ひとりに1株、苗を受け取り田んぼへ。
田んぼの縁に足場を作ってもらったので足が泥に沈みこむことはありません。
恐る恐ると足場に立つ年長さんたち。

「それじゃあ、苗の根っこのほうを持って泥に半分…1/3くらいかな。1/3って分からないか。
　このぐらい、泥に突っ込んでくださいねー。」

みんなで苗を田んぼに植えました。ちゃんと植えれたかな？
と、思ったら水面に漂う苗が1本。へたってる苗も数本。
あらら？ちょーっと植え方が浅かったかなー？

田植えが終わったあとは、田んぼで生き物を探して遊びました。

まず出てきたのは、ヤゴ。
「ほらー。ヤゴおったよ。」
「ヤゴって何け？」
「ヤゴは、ある虫の子どもです。さて、何の子どもでしょうか？」
「えー！？何！？」
「正解は、トンボの子どもです。」
「じゃあ、これ幼虫！？」
「そうそう。トンボの幼虫。」

田んぼの隣には、畑がありました。
副園長先生が、子どもたちに尋ねます。

「はい。これは、何の苗でしょうか？」
「あ！分かった！トマト！」
「ぶー。ちがいまーす。」
「あ！イクラ！！」

…！？イクラ！？

「新石先生ー。田んぼの水あったかいよー。なんで？」
「ん？あったかい？そう？…うん。ちょっとあったかいかな？」
「なんでかなー？」
「なんでやろねー？」

言われてみると何となくあったかい気がしました。ふむ。

「あ！先生！今、うなぎの赤ちゃんおったよ！」
「うなぎ！？」
「うん！うなぎ！」

「先生、この虫、何け？」
「んー？…何やろねー？」

「うわー！気持ち悪い！何これ！？」
「これ？これはヒル。」
「うえー。気持ち悪いー。」
「こいつに血、吸われるんやで。」
「えー！？こわーっ！！」
「ヒルこわいー！！」

さらにそこへ浜谷先生がカエルの卵やタニシを見つけて来まして。
もうこれは大盛り上がりになっちゃった年長組さん。

「やっぱり田んぼは子どもたちの遊べるものがいっぱいやねぇ。」
と、副園長先生。


ちなみに。
本日、田んぼに植えました苗は、普通のお米ではなく、もち米だそうです。
今年の冬のもちつき大会には、今日植えた苗が育って実ったものが
届けられることでしょう。楽しみです。

| 2010年05月19日（Wed） 21時38分 | 投稿：かたかご幼稚園 | カテゴリ： ある日の出来事 | コメント（2） | ▲TOP |

このブログへのコメント

お名前（必須）

E-mail（必須）（ウェブ上には公開されません）

コメント（必須）